2021年09月15日
sep 15に
2008年9月のこの日午後ジャムザワールドのニュースをまとめているうち、奇妙な一本のニュースを見かけました。
アメリカ株式市場で大手証券のリーマン・ブラザーズ株が急落,これが経営破綻につながる大きなニュースへと膨張してゆきます。
リーマン・ショックの始まりでした。
軒並み各国の株式市場は大混乱、経営破綻する企業が相次ぎ,ビッグ3と称されるアメリカ自動車大手もその例外ではありませんでした。
あの巨人GMまでもがチャプター11の適用となり、欧米メーカーの支配体制が大きな転換を強いられます。
GMと定型関係にあったいすゞ、スズキ、スバルなどとは縁が切れフォード傘下だったマツダもジャガーやボルボ同様、その庇護下から離れてゆきます。
スバルがGMに委ねていた株式はトヨタが引き受ける事となり,ここにFRスポーツカーの86やBRZ誕生の素地が出来上がります。
それは豊田章男社長が社長就任してまもなくの事,最初にして最大の試練でもありました。
国内市場ではプリウスが3代目にモデルチェンジ、快進撃をつづけようとしていた頃の事。アメリカでは公聴会に呼び出されるほどの深刻な事故が発生し,疑惑の解明に心血が注がれてもいました。そのトヨタは今や世界のリーディングカンパニーとして日本経済の大黒柱であり続けています。
さて、未だに土地価格が上がり続けているお隣中国では、第二の不動産グループの巨大債務が危機感を募らせています。
第二のリーマンブラザースになってしまうのか?
単なる一企業の経営破綻では済まされない事態に?