2021年07月31日

ランクル70years

トヨタランドクルーザー,このクラウンより古くから続くブランドがもうすぐ生まれて70年を迎えます。欧米や日本は勿論中東からアフリカまで道無き道を最後まで進めるのはランドクルーザーと評判です。

その70年のうちほぼ半分を占めるのが現行の70シリーズ、誕生した1984年には、その余りの変貌ぶりにマニアの間では戸惑う声も!何しろサブレの缶みたいな無骨なデザインでヨンマル系は長いことランクルの看板車種として人気を博していたのですから。

真っ平らなフロントガラスも鉄板むき出しの計器版も乗用車みたいな平凡なものに変わってしまいます。他方で三菱の刺客パジェロが大人気!トヨタとしても伝統のランクル路線とは違ったランクプラドを仕立てて応戦します。

パジェロに飛びついた顧客もプラドがしっかりキャッチ、今では国内ランクルの屋台骨となった感もあります。4ドアワゴンの兄貴分ロクマルやハチマルはもっと豪華路線を突っ走りレクサスブランドを纏うまでに。盗難車のランキングでも上位を争っているのも人気の証。

ところがプラドの母体となったナナマル系は相変わらず世界で人気,日本でも再販売が開始されて話題になったばかりです。
そして気がつけばランクルの歴史の半分以上を占めるナナマル。日本で販売されたフォルクスワーゲンビートルより遥かに長い期間,姿を変えないままカタログに乗り続けている、自動車界の三浦カズみたいな存在です。

| 19:20 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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