2021年06月21日
ディナーへの誘導灯
バリ島のデンパサール国際空港に到着すると、出迎える観光業者の多さにも圧倒されますが、まずは空港内の見晴らしの良いカフェで一休み。
見晴らし,といっても空港ロビーの広いアトリウム空間を見下ろせるオープン・デッキですが空調も利いた場所。あの混雑した表玄関の向こうへ行くには、覚悟が要るかも・・・・と考えるうち待ち合わせの時間が来ました。
その場所はバリ島なのにおびただしい数の日本車の渦、というか他国産のクルマが見当たりません!ハイエースに旧型の三菱デリカ、最もこちらでは今も生産が続行中とかで、ほかにも海外版のカローラをちょっと小さくしたくらいのVIOSのタクシー。
私たちのグループを待ち受けていたのはスズキの3列シート・ミニバン,
日本では見かけないAPVという車種ですが,昔のライトエースワゴンくらいのサイズで使い勝手はよさそう・・・・でも空港敷地を出るまでの夕方のラッシュは東京にもタイにも負けず劣らず、周囲の車をゆっくりと観察するには最適です。激しい渋滞を抜けてそろそろ夕食が欲しくなって来る時間帯に。スズキのAPVは空港近くの進入灯が見渡せる波打ち際、ジンバランのビーチにやってきました。憧れのバリ島のビーチですが薄暗くなってきた時刻に真剣に海水浴している人は見かけません。
広い砂浜には幾つもの白いテーブルが並んでおり,各々シーフードレストランとして営業しているようです。そのうちひとつをシェアして、早速海老から焼き魚からフライフィッシュから、ディナーのご馳走が運ばれてきます。 背後のステージではまだ大人の背丈に達しない少女がタイのダンスにも似た民族舞踊を踊って見せます。音楽はご存知ガムランの音色。蒸し暑い空気もこのカラットした音で吹き飛ばしてくれそうです・・・・・流しの音楽グループもやって来て日本でおなじみの歌曲を披露してくれますが、昴だのいい日旅立ちだの、オッさんのカラオケルームに間違えて入ってしまった様な世界です。
夕食時間を過ぎてもビーチの外は激しい渋滞、道路に比べて車の台数は急増している様です。海上に新設された有料道路を抜けて、一路海沿いの宿泊先へと向かいました。