2021年05月09日

制御不能?

中国が自前の大型宇宙ステーション構築のため先週打ち上げたロケット長征5号bの1段目ロケットが間もなく地表か海上に落下する見通し。日本時間午前11時には地中海上空を通過してオーストラリア南端を掠めるようにニュージーランド方向へ。
米,中国など当局の発表によればこのあと大気圏に突入,インド洋モルディブ沖に落下したものと推定され,各地から動画もアップされました。

大気圏再突入の時刻は直前まで予測できず、どこに落下するのかは天のみぞ知るところ。通常地球周回軌道から離脱するのは小さめの2段目ロケットが一般的で1段目ロケットは直ぐ海上に落下する。

今回の長征5号はスペースシャトルほどもあろう1段目ロケットが地球周回軌道まで飛行したもので制御不能に陥ったのではなく、ハナから制御なんかする気が無かったものだ。燃料は使い果たした空っぽのタンク同然とは言え数十トンのメイドインチャイナの宇宙ゴミ。落下地点の7割は海上の確率ながら地上落下も3割と予想されるので野球選手なら主位打者級?

落下推定時刻は日本時間の9日午前とも目されるが、360度どこに落ちるか分からない、というのではなく、長円軌道のうち地表に最も近づくタイミングが再突入の可能性の高いポイントと見れば数回の突入タイミングを予想することもできる。

もしもこれが地球半周分ずれていたとしたら・・・・・・フロリダ半島を掠める,野口聡一宇宙飛行士、帰還とほぼ同じコースながら、その一周後となれば北米大陸を地図上の左下から右上に串刺しするコース!それも人口密集度の高い東部・南部地方に破片が降り注ぐ最悪のパターンも創造された・・・・・

どうやら燃え残りがあったかどうかは闇の中,ではなく海の中を調べないことには分からない、という結論しか残らなかったようです。

| 09:03 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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