2021年02月16日
JAGUAR
今日は朝からイギリスが誇る名門ブランドの大胆な方針発表が注目を浴びました。
2025年を機にガソリン車生産を終え、全部EV化するというもの。どの道他メーカーもいずれは避けて通れない関門ですが
1950年代のジャガーといえばルマンで優勝を争うイギリスの雄、80年代末にもルマンを沸かせています。日本で一躍その名を有名にしたのはやはりロングノーズのEタイプ・クーペの存在ではないでしょうか?
アメリカでも引っ張りだこの人気、フェラーリの様な高性能GTがリーズナブルな価格で手に入るとあって記録的なセールスを実現。のちにフェアレディZのお手本ともなり、日本でも比較的簡単に見つけることができました。
石原裕次郎と共に映画にも登場するなど日本でも早くから浸透したジャガーのブランドはEタイプの時代が終わるとイギリスの代表的高級車としてSクラスと張り合う存在でした。最大の魅力はV12気筒のエンジン、これにはメルセデスもBMWも刺客を送り込んできたほどです。
ご多聞に漏れずローバーと共にフォード傘下に収まった時代を経て、インドの大メーカー、タタの支配下に入っても魅力的なクルマ作りは続きます。近年は電気自動車のEーPACEが評価も高く、新時代を見据えてなおジャガーらしさが色濃く反映されていると評判でした。
そんなジャガーが4年後には全てEVに!
でも、そもそもジャガーは革新的な自動車メーカーです。もうEタイプの様な古典的GTカーは望むべくもありませんが、来年には創立100周年を迎えるイギリスの代表的なブランドとして、もっともっと魅力的なクルマを発表してほしいものです。