2020年12月01日
大気圏突入は12月6日午前2時28分ごろに
HAYABUSA②いよいよ、地球に向け最終アプローチの段階に!
(まだまだ月までの距離の5倍くらい遠いところですが)
今日午後実行された最終的な軌道修正TCM-4はカプセル放出前の精密な狙いを、オーストラリア・ウーメアの予定エリアに定めるプロセスです。
小惑星りゅうぐうのかけらを格納した地球帰還カプセルは、それ自身は姿勢制御の手段を持たない、ただの中華鍋のような形をしているので,ボーリング同様プレイヤーたるハヤブサ自身が正確に狙いを定めておかないとなりません。
既に回収チームはオーストラリアに到着し、カプセル回収に向けての準備中。
12/6に予定される着地を今や遅しと待ち構えています。チームは渡航前に二週間、到着してからも2週間の隔離生活を経てようやく現地入り、大変な環境下での準備です・・・
12月5日の日本時間午後2時30分にカプセルを放出した後のHAYABUSA②はすぐさま軌道を変えて地球引力圏を離れる方向に向かいます。姿勢も変えて大気圏突入するかプセルの写真撮影も予定しています。その後は再度姿勢を変えて太陽電池を所定の方向に向けます。
ほおっておいたらカプセルと共に地球に激突!いや耐熱装備を持たないので、大気圏で燃え尽きてしまいます。ちょっと違うけれどもヒットエンドランみたいな戦法?