2020年12月18日
DMV順調に稼働
四国の東南海岸を走る阿佐海岸鉄道、先月いっぱいで鉄道車両の走行を終了しました。廃線⁇いいえ
年度内のデュアルモード車両の運転を目指して今回レール上の運転試験が行われました。全て順調に稼働、年度内運転開始に期待が高まります。
DMVって何がデュアルなのか?というと鉄道とバスの両刀遣いだからデュアル、でも要は改造したマイクロバスです。鉄道雑誌に載るかバス雑誌に載るか?たぶんその両方でしょう!
道路を走って来たDMVが専用のスペースに着くとハンドル左のボタン操作で床下から鉄道車輪が出現、モコモコと油圧でジャッキアップするように前輪を10センチほど宙に浮かせます。続けて後輪も降臨、いや下降しますが、エンジンと繋がったリアタイヤは浮かずにレールの上に接地しています。ダブルタイヤの内側がちょうどレールに乗る感じ。ブレーキは前輪にも作動します。
このサイズのバスだからこそ!乗車定員では見劣りしますがロングボディが出来れば改善の余地も?元々乗客が少ない路線だったのでしばらく心配は無いかも知れません。
なんといってもレールの無い場所でも認可が下りれば路線を拡張できるのが最大の魅力です。バスターミナルを出発して渋滞知らずの通勤だって可能かも。
欠点を挙げるなら列車の様に連結運転には向かない事で乗客が増えそうな路線には不向きかも?
でももし運手されれば全国からマニアが殺到する事でしょう!多少はコロナの影響を受けるとしても、満席で順番待ちにならないかが気がかりです。何故なら私も多分乗りに行きたくなるからね