2020年12月11日
first single
中学1年頃のクリスマスを控えた今頃の時期、蒲田駅ビルのレコード店で生まれて初めて買ってきたレコードはモンキーズのEP版でした。
今でいうミニアルバム?4曲入りで、アイムアビリーバーとかデイドリーム、スターコレクタなんかが入っていたような気がします。
(デイドリームビリーバ―は後に忌野清志郎はじめ多くのアーティストたちがカバーして、有名なコンビニに出向くたびにも思い出させてくれます)
まだ、深夜放送を聞き始める前でヒット曲と言えばもっぱらテレビの歌番組が主なソース、そんな中にあってTVバラエティ番組「ザモンキーズ」は毎回、モンキーズのヒット曲をオンエアしてくれる格好の音楽番組でもありました。
ちょっと年上の世代ならビートルズ、ですがこの頃すでに彼らは解散後。日本のグループサウンズ熱も急速に冷めていった時代にありました。
モンキーズの結成は初めからプログラムされたものでオーデョションで選抜された若者4人に当代きっての実力派が楽曲を提供、キャロルキングもプレザントバレーサンデーなどの秀作を提供しています。
彼等の代表曲ともいえる恋の終列車、単に遠くへ旅立つ別れの歌かと思っていたら・・・・つい最近になって、その歌詞に込められたベトナム戦争反戦への隠されたメッセージだということを教えられました。
「終列車」の行先は軍の訓練施設がある場所。そこに向かう若者の厭戦気分を明るくポップに歌いあげた作品だったと知り、改めて当時のヒットの訳が理解できたようにも思えます。やっぱり偉大なグループだったんだなあ
髪形やファッションも真似して、モンキーズが残してくれた思い出は自分の中に、今も大切に息づいている気さえしてきます。