2020年11月27日
バイデン後
今週に入り空前の伸びを見せた日米の株価。もちろん新型ワクチンへの期待に裏打ちされているのは勿論、トランプ大統領が政権移行作業にゴーサインを出し、12月の選挙人投票の結果に従う旨を表明したことで、政権交代が決定的になったことも好材料だったようです。
長かった選挙戦も、どうやらようやくピリオド。2000年の様な混乱はどうやら回避できそうな按配です。当のトランプ本人の呟いた「世界の笑いもの」は言い得て妙!さすが伊達に大統領やってるワケじゃない、分かってるんじゃね!と声をかけてあげたくなる名文句です。
これで民主党の唱えるグリーン政策も本格加速、テスラの株価も益々上昇カーブを描いていきそうです。
アメリカ、とりわけビッグ3はこの先本腰を入れてゼロエミッション化に舵を切るんでしょうか?ハマーがEVモデルを発表したそうですが、この流れがキャデラックやムスタング、ピックアップトラックといった保守的なモデルにも波及するかどうか、来年、再来年の北米モーターショーの動向がとても気になります。
反面相変わらず情報がなかなか伝わって来ない広州モーターショーの出品車。実際のところ人気を集めているのはスープラだったりポルシェやランボルギーニの高性能車。EVや中国国産の新型車をインスタに自慢げにアップしているマニアはほとんどと言って良いくらい見かけません。
米中二大自動車大国の次の数年間、どんな変化が期待できるか?できないのか?・・・・トヨタがいつ本格的にEV生産に乗り出すかも含めてこれからの自動車産業は重大な節目の時期を迎えようとしています。