2020年11月03日
final?or more?
いよいよアメリカの大統領を選ぶ審判の日がやってきました。が、日付を跨いだ現地時間3日になってもトランプ候補の遊説は続いています。最終決戦はミシガン州、グランドラピッド。空港に特設スタンドが設けられ2万余の観衆が待ち侘びるなかエルトンジョンのグッバイイエローブリックロードのBGMに迎えられてトランプ候補が演壇に立ちます。。
ことによるとトランプの威勢のいい進軍ラッパを聴けるのもこのチャンスが最後になるかも知れないと思うと一抹の名残惜しさすら感じてしまいます。
東部時間でまもなく、あと数時間後に投票所の扉が開くころです。
ところで、誰もが初の女性大統領誕生を予想していた四年前の大統領選挙、即日開票が始まった東海岸では予想を上回るトランプ候補の健闘ぶり、クリントン候補にかなりの差をつけたまま大票田のカリフォルニアの開票作業が近づいて行きます。
計算上はこのカリフォルニアの票を加えてクリントンが辛くも逃げ切り、といった予想が次第に怪しくなり始め、タイムズスクエアに設けられたクリントン候補の勝利宣言会場にも一向に当確の報せが届かぬまま、日付は翌日を迎えようかというところまで来てしまいました。
それまで順調に伸びていたクリントン票の数字が中々増えなくなり、カリフォルニアでの優勢も逆転には繋がらなくなることがわかると、取引時間中だった東京株式市場の株価は急落どころか激落、富士急のジェットコースターでも味わえない恐怖を味わった人も少なからずいたはずです。
現地時間深夜をとうに過ぎた頃になってクリントン候補の敗北宣言。世界は予想し得なかった四年間のスタートを切りました。
まさに一晩でガラリと世界が変わってしまった感じ。アーサーウィナードさん以外の大半の評論家が予想を外したのもこれまでの大統領選挙に見られない特色でした。
投票の一週間前にはトランプ候補に致命的とも言える黒スキャンダルが噴出、もはや勝負アリかと思われた結果がこうでした。
これからの数時間はピリピリした気分でテレビのニュースに向き合うことになるのかも・・・・・・まずは投票が滞りなくスムーズに終わるのか?そして東海岸での緒戦結果は如何に?
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