2020年10月01日
TokyoMorning
4月と10月、我々業界にとってはそわそわ、ドキドキの季節の到来です。と言っても準備は数か月前から着々と進行しているので、いわば結果発表のような意味合いを持つのが4月と10月の初めです。
J-WAVEでは10月1日をもって、曜日に関係なく新しい番組表に移行します。既に9月中で最終回を迎えた番組もあり、新番組に期待を寄せているリスナーの方も少なくないことでしょう。
さて、このブログが産声をあげた2006年、サッカー・ワールドカップ(独)やトリノ冬季五輪で荒川静香が誰も眠らせぬ演技で金メダルを獲得した年。浅田真央ちゃん・キムヨナは、まだ五輪出場可能な年齢に達する前でした。
国連総会が開かれる今頃の季節に誕生していたのが最初の安倍政権、小泉政治の継承を謳い文句にしていました。と考えると随分安倍時代も中抜きこそあれ長きにわたっていたものです。
そんなこの年の10月に産声をあげたのが現在の東京モーニングRadioに繋がる,GoodMorningTOYOの別所哲也ナビゲーターでした。当時の別所さんはと言えば、日曜夜のTOKYOコンシェルジュでの望月理恵さんとの軽妙なやり取りが評判。しばらくは日曜夜と平日朝の2足の草鞋状態でした。
やがて番組は3時間に拡大、タイトルも現行のTokyoMorningRadioに改まり、気が付けば別所さんの朝ラジオも15年目の朝に突入です。
毎回多彩なゲストと豊富な話題、勿論朝を彩る音楽も満載して、これからも東京の朝時間を彩り続けていきます。
そして、本日はJWAVEの開局記念日!1988年のきょうが産声を上げた日です。
1988年、実質的な昭和の最後の年、ソウルでオリンピックが開かれ、東京の地価がじわりじわりと上昇し、地上げ・バブルといった言葉が盛んに聞かれるようになった頃でした。
この年の一番のニュースといえば青函トンネルの開業と瀬戸大橋の開通、四国、北海道の鉄路まで日本列島が二本のレールでどこへでも直通できる、という画期的な年でした。
トンネルの開通で青函連絡船はなくなりましたが札幌直通の特急、北斗星が誕生します。四国にも特急瀬戸が乗り入れるようになり、東京駅から鹿児島、高松、そして上野から札幌まで乗り換えなしで直行できる時代が来たのでした。
この年の大みそか、四国に帰省する仕事仲間らを乗せて瀬戸大橋を渡りましたが、その大きなスケールといくつも現れるつり橋にハ圧倒されっぱなしでした。
東京に戻ると、新しくなったライトアップに照らし出された東京タワーが。今のスタイルでライトアップされるようになったのも開局間もなくのころでした。
このライトアップをクリエイトしたのが照明デザイナー=石井幹子さん、今年度の東京都名誉市民に選ばれています。