2020年08月29日
1974
女優;紀比呂子主演のTVドラマ、アテンション・プリーズは堀ちえみよりも10年以上前にキャビンアテンダント誕生物語を描いた作品、その最初の海外フライトがサンフランシスコ航路でした。
当時の海外渡航はビザが必要な上に天然痘予防注射が必須で、青いパスポートにはイエローカードと呼ばれた証明書が必要でした。747の航続距離も東行きのサンフランシスコが目一杯で、西海岸からの帰りの便は必ずハワイで給油しないと羽田には戻って来れませんでした。
そんな70年代初頭、サンフランシスコの空港に降り立つとまず目に入るのは日本車の台頭でした。当時でシェアは25パーセント、ダッツンの他にトヨタカローラやホンダシビックが街角のショールームで新たな顧客を待っていたものです。
サンフランシスコの町にはエアコンが 見当たらず天井から大きな回転扇がゆっくりと風をかき混ぜるだけ。御盆の時期なのに夕刻には毛皮のコートを着た女性が闊歩している!そう、ここは避暑地だと認識できます。
ホテルの上階からはよく目立つ三角形の高層ビル、トランスアメリカ・ピラミッドがすぐに見つけられます。花の街として知られているサンフランシスコですが、元々は砂漠地帯。雨の降らない気候には人工的なスプリンクラーの助けなしには植物も生き延びられないのだとか。
クルマが無くてもケーブルカーを駆使すればお散歩も自由自在。フィッシャーマンズワーフから金門橋をバックに記念撮影もお約束です。