2020年03月11日
311・伝え続ける
もう、九年も経ちます。いまだに二千余名が行方不明という未曽有の大災害、きょうも沿岸部では不明者の捜索が行われています
岩手のアンテナショップ、東銀座のいわて銀河プラザでも、あの時刻には全員が黙祷を捧げました。
岩手の県紙、岩手日報ではこの日特別な号外を発行し、長野県や東京などでも配布されました。
テーマは「伝え続ける」
震災の記憶を、貴重な教訓としていかに後世に語り継いでゆくか‥‥新聞紙という記録性の高いメディアだからこそ与えられた使命かもしれません。カラー印刷された12ページには、あの日あの瞬間何が生死を分けることになったのかの貴重な証言から今なお復興途上にある岩手や避難を続ける人々の姿、間もなく一年ぶりの全線復旧を迎える三陸鉄道の開通までの努力を伝える記事が並んでいます。
来年は十年の節目の年、とはいえ復興はいまだ途上にあって、ゴールは遠く10という数字は単なる十進法の通過点にしかすぎません。
伝え続ける
この言葉、これからも忘れることの無いよう日々のニュースに取り組んで行きたいと思います。