2020年02月24日
前でいいのだ
BMWの一番コンパクトなセダンが1シリーズ。その最新版がちょっとした注目を集めています。
元々はふた昔ほど前3シリーズのエコノミー版として企画され小さなサイズの後輪駆動と言う特徴が光っていました。が、そのちょっと尻切れトンボな寸詰まりのデザインはあんまり褒められたものじゃありませんでした。
それが今回はどうでしょう!斜め後ろから眺めた後ろ姿も実に上手くバランス良くまとまっています。BMWならではのシャープさ、軽快さ、適度なボリューム感も程よく盛り込まれていて、もう兄貴分と並んでもひけめを感じる事はありません。さて問題は上級モデル譲りの後輪駆動を捨て前輪駆動化したこと。いやすでに2シリーズにはFFがあるし、ミニブランドでさんざんキャリアを積んでいるのだから悪かろうはずがありません。
実は四輪の回転数を積極的に電子制御でコントロールして、さもハンドリングが意のままに決まるように演出しているところは21世紀のクルマならでは!これが雪道や泥濘路でどんな挙動を見せるのか興味津々です。
どうしても小型の後輪駆動にこだわるなら質のいい中古を選べる今のうちに、半信半疑でデザインの良さに惚れ込んだなら買っても損はないでしょう。
CMキャラにはバカボン一家を起用したところも型破りなBMWの前進です