2019年12月19日

あの事件のバランスシート

もう、14日(討ち入り)は過ぎてしまいましたが映画「決算、忠臣蔵」を観てきました。驚愕!
浅野内匠頭の家臣,大石内蔵助は事実決算報告書を提出していた史実があり、忠臣蔵の超ロングラン・ストーリーを経済的側面から描いた画期的な作品‼が今度の原作となる「忠臣蔵」の決算書(-新潮新書-山本博文)です。
京から江戸までの往復には円換算で72万円、浅野家お取り潰しで召し上げられた刀一本の購入に12万円、江戸滞在が長引けば滞在費も食費も何もかもコストがかさんで、仇討目標日の3月14日を待たずに経済破綻してしまう・・・・・・

武士のプライド、メンツは?経費削減のため不可欠なリストラ宣告は誰がする?実のところ仇討も、金掛かるんです・・・・・
邦貨換算レートは日本そば一杯分;16文=480円の計算です。人数分の完全武装には予算が圧倒的に足りない!決死の仇討だから旅費はワンウェイの36万で済む・・・・
画面の右隅に、刻刻残金が表示されるところもスリリングな演出です。

関西のお笑い界の重鎮をはじめ,NHKの連ドラでおなじみの人気者もそろえたキャスティングも魅了。男ばかりの物語と思いきや遊郭での乱痴気騒ぎもたっぷりと描かれ・・・・・
意外な健闘を見せたのは内匠頭の正室、石原さとみ。凄味のある渾身の演技で魅せてくれます。

とにかく企画のユニークさはピカイチ。忠臣蔵のメイキング的な捉え方も面白いし、ジャズテイストのBGMもピッタリ。時代劇ファンには厳しい評価を受けるかもしれませんが、私はとても気に入りました。

| 21:19 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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