2019年08月22日
映画Dance with me
携帯の着メロが鳴り出しても、レストランで誰かがハッピーバースデーを歌い出しても、駅前のカロヨンがメロディーを奏でても会議中のプレゼンでBGMが鳴り出しても、所構わず歌い、踊り出してしまう・・・・・ミュージカル界の大御所スター、宝田明にそんな催眠術を掛けてもらえるなら希望者のスターの卵たちはゴマンといるはず。
難関のオーディションを1発で合格、ウォーターボーイズ、スイングガールほかで数々の才能を見出した矢口史靖監督の目に適ったのは三吉彩花というアミューズ所属のモデルさん、上野樹里、本仮屋ユイカ、貫地谷しほり、玉木宏らのあとを追ってスターダムに上り詰めることができるかどうか?
債権者に追われるマジシャン、コーチン名古屋のあとを追って新潟で出くわしたストリートミュージシャンのCHAYも巻き込んで、珍道中は弘前、函館へと北上を続ける。約束の月曜日までにヘンな催眠から覚め、帰京・出社することはできるのだろうか?全く先の読めない展開と予想外のシーンで繰り広げられるダンス、ミュージカルシーンの連続は全然ロマンチックじゃ無い異色のミュージカル。矢口監督が暖ためていたミュージカル映画ってこれだったのか!と思わず仰け反ってしまいそうな、今までに誰も考えなかったミュージカル映画。
選曲も思わずツボにハマりそうなものばかりですがなんと言ってもC3PO役のやしろ優、それにチャーミングな素顔とは裏腹に陰りを湛えたCHAYの熱演ぶりも見逃せないポイント。
希望通り彼女は元のエリートOL生活に戻れるのか?ミュージカル映画をヒットさせたいという矢口監督の願いは果たして叶うのでしょうか?