2019年07月29日
ドイツから、再び
東洋の高性能なバイクを作るメーカーが突如F1グランプリの表舞台に彗星の如く出現したのは、かれこれ55年も昔の8月。ニュルブルリンクサーキットでした。
何よりも人々を驚かせたのは重くて大きな12気筒のエンジンを横置き、つまりバイクみたいな向きに搭載し、しかも車体と直結。足回りさえも支える、骨格の役割まで担わせたのだから世界中が驚きました。
もちろんF1に参戦していきなり初優勝というような真似は逆立ちしても不可能です。しかし、この珍しい挑戦者、ホンダF1が表彰台の頂点に駆け上がるまでに、そう長くはかかりませんでした。
そんな思い出のホッケンハイム、ドイツグランプリ2019。HONDAが再び美酒に酔いしれています。フェルスタッペンが今季2度目の優勝、しかも3位にはトロロッソHONDAのクビアトを従えて!
ドイツと言えば高速サーキットなのでパワー勝負、しかし今回は荒れ模様の天気もHONDAには味方した様です。夏の連戦、幸先の良い優勝、久しぶりにイタリアグランプリが見逃せない展開になって来ました。