2019年06月15日
G20
軽井沢で始まったG20の代替エネルギーと持続可能な環境維持に関する会合。駅を降りるあたりから警官の姿が目立ち、物々しい雰囲気です。が、一歩街中へ走り出すとそこはいつもの6月のリゾート地。
さて今回の会合で最も注目されたのは海のない長野県とは裏腹に海洋プラスティック汚染の問題でした。
金属や木材と違って朽ちることも分解することもないペットボトルやビニールの袋、それに様々な石油由来の樹脂製品ゴミ、これらは分解することなく細かく砕け、あるいはそのままの形で様々な生き物の口に食べ物と間違って摂取されてしまいます。体の小さなプランクトンなどは特に深刻で栄養を摂れなくなったら、即アウト。それらを糧としている生物もまた、飯の食い上げです。
こうした物質は一旦海に流れ出してしまったら、とりわけ細かく砕かれてしまったら、もう人間の手で取り除くことは極めて困難です。すでに流れ出てしまった量は途方もない数字になりますが、大切なのはこれ以上の流出を食い止めること。極めて重要な決断が求められています