2019年05月23日
興収成績ナンバー1
もう、何か月も前から公開が待ち遠しい映画がありました。今週公開されている映画でチア男子と人気を二分しそうな長澤まさみの主演作品です。テレビドラマ(月)9の話題作でもあり、小日向文世、江口洋介ら実力派も多数出演した作品の映画化、ほぼ全編・香港ロケとくればTVオンエア時と違って制作したTV局としても絶対にハズすわけにはいきません。
マスカレード・ホテルではキリリとしたホテルマンぶりが魅力だったショートカット・ヘアの長澤まさみ、海街diary以降、東宝シンデレラ出身の彼女の話題作は結構かたっぱしから見ている方ですが、今回のコンフィデンスマンjpは全く別の長澤まさみが登場しています。
彼女の役どころは天才的な詐欺師、悪役ですがコミカルに、突き抜けたハチャメチャな演技を見せているのがなによりも魅力。そして最大の見どころは寄生獣やALWAYS 三丁目の夕日の脚本家 古沢良太の巧みなシナリオ。詐欺師たちのストーリーですが敵を欺くと思わせて味方も騙し、と思っていたら狙っていたはずの獲物は何十億のキャッシュでも何百億のダイアでもなくて、金銭に代えられない乙女の恋心?と、種明かしをしてしまうと面白くないのであれこれ検索しないで鑑賞するのがおすすめ。登場人物も予備知識なしの方が楽しめそうです。
そもそも、この役は誰が演じているの?と思わせるシーンが幾つもあって、これもまた新鮮な驚き。ラストシーンが一番最初に撮影されたシーンとあって、役者はもちろんすべてを知った上で演じているわけですが、とにかく「騙されると思って見てみなさい」としか言いようのないコン・ゲーム(騙しあい)が何よりの見どころですから!(注;ジャッキー・チェンは本人ではありません)
劇中、長澤まさみが見せてくれるストレートのロングヘア―・・・今すぐアイドルユニットに飛び入り参加できそうで新鮮な印象です。実際、アイドルグループの一員として登場するシーンもありますが、こちらはぶりっ子アイドル全盛期みたいなスタイル。それはそれで個人的には可愛いと思うのですが・・・・・