2019年03月05日
やっぱりタッチダウン成功
小惑星探査機はやぶさ2の最初のタッチダウンが成功の様子を捉えた映像が公開されました。プログラムした通りの完璧なオペtレーションです。着陸の瞬間はホンの数秒でしたが、上昇用エンジンが残したと思われる噴射跡も地表に残されており、巻き上げられた地表のかけらも見事に捉えられていました。。
もしも60センチ角よりも大きな岩があったらアウト、緊急回避のプログラムも準備されていましたが、予定の地点からの誤差はたった1m、予想を上回る高い精度でした。
ここに来るまで14年、最初のトライは2005年のある日曜日。初代のはやぶさはまだ、日本でもあまり知る人がなくニュースの冒頭の項目になることも稀でした。結局最初のトライでは地面に暫く横たわったまま、所定の弾丸発射もままならない状態だったことが判明します。
おまけに帰り道には電波の交信が途絶したり、イオンエンジンが全滅寸前に追い込まれたりと、満身創痍でおまけに捨て身の覚悟で予定に無かった大気圏突入を強いられ、文字通りの星屑になってしまったり・・・・・でも、そんな失敗も数多くのドラマを生み、今回の成功への伏線となっています。
計画の3度の着陸は難しい情勢ですが、五月にはいよいよ自ら作り出したクレーターめがけての二度目の着陸に臨みます。
もちろん無事に地球に帰還してカプセルが回収できるまでは予断を許しませんが、サンプル採取という最大目標を達成できた(と思われる)のは実に喜ばしい限りです。計画では採取されたと見込まれる試料の量は0.1グラムですが・・・・・