2019年03月06日
春はジュネーブから
自動車大手を持たないスイスですが周りはフランスもイタリアもドイツも自動車大国揃い、そんなど真ん中で春先に開かれるジュネーブモーターショー。いやが上にも注目が集まります。
今回の目玉はホンダのE。EVのコンセプトカー、というより実用一歩手前の完成度です。
2年前の東京ショーにも出品されてはいましたが、今回のは4ドアでテールランプも丸型。さらにアチラでは行動を試験走行する姿もスクープされており、市場投入に期待が高まります。
よく引き合いに出される初代シビックですが台形フォルム、トレイ型の開放的なインテリアは今の目から見るとコンセプトカー然として見えてくるから不思議です。当時は地味にデビューし決して脚光をあびる存在ではなかったものの専門誌や玄人筋にはちゃんと評価されていました。
やがて対米輸出も軌道に乗り、ホンダは軽自動車よりシビックの生産を優先するあまり10年以上も軽乗用車から撤退したほどです。
今のホンダの屋台骨を初代シビックが形成したと言ってもいいくらいです。さて、新しいホンダのEが次世代の覇権を握ることができるかどうか?
一方、シトロエンは真四角なマイクロEV、AMIーONEを出品。スマートもビックリな革新的デザインですが見慣れてくると案外飽きないかも?
いずれの新型車もジュネーブでの評判が楽しみです。さらに、次週14日にはテスラからモデル3よりも新しいモデルYが発表されます。今月は俄かにEVに注目が集まること必至です。