2019年02月10日
Miata
今から30年も昔、だから自動車の歴史130余年の4分の1ばかり遡った今頃のシカゴオートショー会場.日本のメーカーから一台の安価なオープンカーが出品されました。
名前をマツダ・ミアータ(仕向け地によってはMXー5 ないしはユーノス・ロードスター)と呼ばれることになる。
北米向けが発売されるや否や大反響を呼び、半年後日本国内販売開始の予約注文解禁日には待ちきれない客が徹夜の行列を作った。ネットもウェブもなかった時代・・・。
確かに流行は一過性だったかもしれない。最長で納車まで2年待ち、新古車として販売される中古車の方が新車より高いという珍現象も起きた。何を隠そうこの私もその大阪万博ガスパビリオンのような顔つきのオープンカーに魅せられて購入予約の長いリストに加わった1人だった。
普通、マツダほどの規模の会社ともなればマーケティング上も採算の見込みのない商品には普通ゴーサインは出難いもの。だから、市販に移された時には拍手喝采が起こった。メーカー自らファンの夢を叶えたと称賛の嵐。勢いに乗ったのか程なくして日本車でルマン初制覇の夢も叶えた。
あの夢の始まりから30年、今年のシカゴショーにも最新版のロードスターが30周年記念車として顔をそろえている・・・・