2019年02月17日
Mary Poppins Returns
数々の名曲と共に世界中で愛されたメリーポピンズ、去年には平原綾香、濱田めぐみが扮して日本でも舞台になりました。その名作が半世紀の時を経て復活、これは見逃せません・・・・・
が、今回の映画版はリメイクというよりも完全なオリジナル新作。共通項はメリー・ポピンズとバンクス家という名跡だけ。大恐慌以後のロンドンの住宅街を舞台にしていますが、使われる楽曲もストーリーも前作とは全く共通項がありません。
今回ポピンズを演じるEmily Blunt はダンスシーンになると10歳は若く見えてくるから不思議、そういう設定なのかもしれませんが・・・・それでいてアニメーションと合成されたファンタジー・シーンや自転車のスタントを織り交ぜたロンドン市内の疾走シーンは前作にはない迫力。画面いっぱいに魔法の世界が繰り広げられます。
音楽を担当するのは天使にラブソングを、ヘアスプレー なども手掛けたMarc Shaiman 。ドラマチックなメロディ・ラインがストーリーを華麗に彩ります。
メリル・ストリープが扮する怪しい職人もミステリアスな雰囲気一杯ですが、何といってもオリジナルに主演していたディック・ヴァン・ダイク本人が登場するサプライズ・シーンには驚かされます。
さて、今回のメリーポピンズ、舞台にするとしたらかなりの難題かもしれません。ダンス・シーンの全てを舞台で再現するのはちょっと大変、大幅にシナリオを編集しないと無理かもしれません。が、もしも日本人キャストで舞台化されるとしたら、(前作での煙突職人の息子でガス灯職の)ジャック役は・・・・・?
観ていて、そのキャラクター、声からある人物以外には考えられなくなりました。それはズバリ!川平慈英その人です。声質そのものが似ているだけでなくキャラクターもよく似ているので全く違和感はありません。これからご覧になる方は頭の片隅にちょっと置いておきながら鑑賞されることをお勧めします。
日本語吹き替え版には平原綾香が登場、歌もキメ台詞もすっかりメリーポピンズ、本家よりも様になっているかもしれません・・・・そして、前作とリターンズの楽曲をどちらもカバーしている世界でも数少ないシンガー、という点も見逃せません。
その平原綾香、ご本人が水曜日のグルーブラインに登場!!これは必聴、radikoを駆使して何度でも聞き直してみたいものです〜