2018年08月29日

昭和の音源

レコード盤に針を落としてオンエア送出した経験のあるスタッフ・・・・・・もう、30代・40代でもいないでしょうね。コンパクトCDが登場するまでの長い間、音楽のソースはほぼすべて市販と同じレコード盤でした。
・イントロが始まりそうな溝を見定めて針を置く。
・右手で盤を左右に回しながら音の始まるポイントを捜し・・・・
・立ち上がりに必要な角度だけ、戻してスタンバイ

ざっとこんな作業が必要でした。この時生じるノイズを音源として活かしてしまったのがスクラッチという手法で、Herbie Hancockがいち早く自分の曲Rockitに採り入れていました。

この当時はレコードは買うもの、が当たり前でしたが70年代の終わりころ、学生社長が立ち上げたレンタルレコード店がビジネスとして発展し、今のレンタルビデオ店の基礎を作ったともいえます。
FMエアチェックという言葉が流行り、番組表を乗せたFM雑誌が書店に沢山並んでいたものです。
1980年代は音源を買う時代からレンタルする時代へ...ビデオテープの普及と共に音楽CDが主流となって、12インチサイズの大きなレコード盤はひっそりと姿を消してゆきます。
そんな80年代、マイケルジャクソンが大ブレイクし,毎週MTVからセレクトされた洋楽を流すTV番組を見逃せなかった・・・・・スリラーの振り付けを覚えるにも、まずビデオデッキを持っている友達探しから始めなければならない・・・・・苦労したものですぅ

そしてMDが生まれては消え,Ipodが登場し、音楽をダウンロードしていたのもつかの間、今では聴き放題サイトでシェアする事が当たり前・・・・・・

30年前は、まだミニディスク(MD)さえも発売前でした。・・・・これからはどんなハードが覇権を握るのでしょう?

| 12:53 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

■コメントはこちらへ


保存しますか?
(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


2024年 4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

バックナンバー

カテゴリー