2018年08月02日
異種格闘技戦
ララランドのエマ・ストーンが70年代のカリスマ的女子テニスプレーヤー、BJキング夫人を演じているのが映画バトル・オブ・セクシーズ、この場合は性別の意味のsexesです。
ララランドの役柄とは全く違い、今度のエマはほぼスッピンのまま男社会に敢然と立ち向かう筋肉質のウーマン・リブの騎手を演じています。特にその口元は実在するキング夫人を巧みに表現、ライバルのボビーを演じる(スティーヴ・カレル)も、それはそれは見事な化けっぷりです。
男女間の賞金の格差に始まり女性の地位向上や格差社会、同性愛の問題など50年近くも前の出来事は今だに日本でも論議の的になっていますね。しかも、その裏ではラブ・ストーリーもチャンと織り込まれており、娯楽作品として見ても隙のない仕上がりです。
圧巻はもちろんテニスのバトル。世紀の一戦を再現した手に汗握る展開は実際に行われた試合運びを元にしたアドリブ。エマたちのプレー・スタイルをマスターして撮影に臨んだプロのテニスプレーヤー達の迫真のバトルも見どころです。
さらに、映画を盛り上げるのが70年代のヒットナンバーの数々、エルトンジョンやジョージハリスン等、イントロを聴いただけで身体が反応しそうです。
参考までに日本では超話題になったのがプロレスとボクシングどっちが強いか実際に戦った猪木とアリがあまりにも有名です・・・・・が実際の試合展開はどちらの異種格闘戦も似たり寄ったりだった様です