2018年07月29日
もしかして もし・・・?
100回目の高校野球、甲子園を目指す地方大会は全ての顔ぶれが出そろいました。東・東京の頂点に立ったのはまたしても二松学舎。でも、先制点を取った相手チームは帝京でも関東一高でもなく、しょっちゅう「おやまだい」と間違えて呼ばれる都立高の小山台(こやまだい)でした。
投手の戸谷はここまでずっと一人で投げ抜いてきた逸材、あの帝京の打線を黙らせた実力はホンモノでした。本来ならば来年の大学受験に向けた河合塾の全国統一模擬試験の日、全国で41万人が参加する模試なので多分みんなと一緒に試験問題を解いていた筈・・・・・、
しかしこの日は試験会場ではなく神宮球場の決勝戦のマウンドに立っています。スタンド三塁側は外野席までほぼ満員の入り、中には俄かファンの姿もあるようです。一時は2点をリードして夢だった甲子園の文字が現実味を帯びてきました。
が、やはり二松学舎も黙ってはいられません。徐々に盛り返し、遂には逆転に成功。そのまま得点を重ねて当たり前のように甲子園行きの切符を手に入れていきました。
戸谷投手の2018夏は終わりました。でも、きっと六大学が手招きするはずです。来春の大学野球、戸谷選手の成長した姿を見に、また神宮通いを再開させたいものです。