2018年06月10日
ホンモノの調和🎹
チェコで生まれたピアノの名器PETROF、
横浜近郊の駅にほど近い私邸のホールに常設されています。今日、鍵盤の前にいるのはチャーミングなピアニスト桃瀬茉莉さん。昨年10周年を記念したアルバム制作を挙行し、今回はそのお披露目ツアーの第2弾・・・・
ラウド・ぺダルを踏んだ時の残響が余計に響きすぎず程よい強さで果てしなく拡がってゆくような独特の優しさを備え持ったPETROFのピアノ、日本ではまだあまり馴染みのない名前ですが、フィンガー・ピッキングしたヴァイオリンの弦の音とぴったり一つの音程に溶けあって完全なハーモニーを生み出す様はそれはもう見事です!
CDのアルバムにはピアノソロで収録されているナンバーもヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを加えると小さなホールながらとてもスケールの大きな広がりのあるシンフォニーを印象付けてくれます。
ピアノの骨格を占める芯材にはヴァイオリンにも使われる木材を使ってあるという説明を聞いて納得。どうりでヴァイオリン🎻との相性が良いわけです。外は台風さながらの大雨でしたが、小さなホールの小宇宙には果てしない音楽の宇宙が広がっていました。