2018年03月14日
The Greatest Showman
まだ自動車社会が訪れる前のNYマンハッタン、すでに人混みで賑わい、高架鉄道をSLが走り回っていた頃、イーストリバーの対岸にある安アパートの屋上では一組の若い夫婦が未来に夢を膨らませていました。
映画The Greatest Showmanは序盤からノリのいいアップテンポの軽快なミュージカルナンバーの連続です。ダンスパフォーマンスも目をみはる出来栄えで、酒場で男二人が酒を酌み交わすシーンですらリズミカルに見事な振り付けで魅せてくれます。
マイケルジャクソンのミュージックヴィデオを初めて見た時の感動に似ている、と言ったら言い過ぎでしょうか?でも、どこかマイケルの全盛期のダンスパフォーマンスにも通じる様な興奮を覚えるのです。最初の1時間、いえ30分だけみて映画館を後にしたとしても損は無いと思います。
お話は絵に描いたようなサクセスストーリーで目新しいものではありませんが今日のシルクドソレイユにも繋がるサーカスアートがこうして生まれたのだと思うと感慨深いものがあります。実話ですから
ヒュージャックマンの歌いっぷりは言うに及ばず妻や娘も親しみの持てる美人タイプで好感が持てます。ミュージカル作品を完成させるまでには選曲(作曲)振り付け、リハーサル、撮影、編集、歌入れと気の遠くなる様な作業の繰り返しが何度も必要になるもので、エンドクレジットにもそのことがことさら強調されていました。ララランドも何度か見ましたが、繰り返し鑑賞するならこっちがオススメ、と断言できる映画です。