2018年02月27日

Beguiled ビガイルド

ソフィアコッポラ監督といえばベルサイユ宮殿を舞台に美しい王女達が繰り広げる華麗な日々、を想像してしまいますが、こんどの映画はアメリカが舞台。それも南北戦争時代の女子寄宿学園の敷地内でのお話です。

登場するのはコリン・ファレル、ニコール・キッドマンなど若い女性7人。そこに銃弾を受け負傷した敵方の生身のオトコを放り込んだら!?(・_・;?・・・・・
というお話ですが、想像したのとは違う展開を辿ります。

音楽も極力控えて不気味な効果音だけ、色彩も王宮とはかけ離れた南部の田舎の地味な階調。衣装も生成り色の長袖ワンピースばかりで脚線美も拝めません。でも、セリフやト書きに現れないビミョーな仕草や目線、感情の起伏が実に繊細に描かれているところが流石ベテラン女性監督!と言いたい部分。「欲望のめざめ」る瞬間をデリケートに描いています。

一見すると、とっても地味なストーリー、設定ではありますが寄宿制の女学校という閉鎖された空間を舞台にしたこの作品、女子校育ちの方なら共感できる部分が垣間見られるかもしれません

| 12:13 | コメント(2) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

クリント・イーストウッド主演『白い肌の異常な夜』のリメイクですよね。
抑圧された女の情念、その描き方が怖いんですよね。ソフィア・コッポラ監督がどう見せるか。

投稿者 JT : 2018年2月28日 13:55

こちらの作品では兵士の側ではなく女性の側に視点を据えていますね。映画全体を通してモノトーンのような、派手さを押さえた、しかし繊細さが光る出来上がりでした。なるべくスクリーンの近くで目を凝らして鑑賞するといいかも・・・・・
抑圧された環境にいても女はやっぱりオンナなんだなあ、と感じさせるとっても解りやすい展開です。でも、最後には・・・・

投稿者 吉田雅彦 : 2018年3月 1日 01:05

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