2017年11月01日
TOKYOMOTORSHOW(DAIHATSU)
今ではトヨタの完全子会社となった関西の雄、ダイハツ。トヨタ傘下に入る前には自社開発で独自ブランドの乗用車も生産していました。まだまだマイカーが庶民から縁遠かった昭和40年代初頭、カーデザインをイタリアのプロに委ねる例も少なくありませでした。ダイハツコンパーノセダンもその一例、ヴィニヤーレが手がけたデザインはバランスが取れた完成度の高いデザインでした。しかも、ライトバンからコンバーチブルまでバリエーションを展開する間口の広かったことでも印象的な車です。
軽自動車の人気モデル・ミラジーノもお手本とされたのはこの車で、ミニを真似たわけではありません。
トヨタ傘下でもシャレードやシャルマンといった自社開発のデザインを数多く生み出していますが、今回ばかりはちょっとヤラレた気持ちです。ダイハツのコンセプトモデルは4ドアの美しいクーペボディ、忘れかけていたコンパーノの名跡が半世紀も経って復活です。初代コンパーノにクーペはなかったのでこれが初代クーペ、という訳。これでセダン・デザインのクーペ回帰が決定的になった様です。
ダイハツはほかにも四角いボクシーなコンセプトカーを一貫して展示し続けています。ダンボからタントが生まれた様に、今回も市販化のヒントになるでしょうか?
DN.U-SPACEは明日にでも実用化されそうな・・・畳を敷き、和風にまとめてみるのもおしゃれかも
DN.ProCargoのコンセプトはあのミゼットの精神の継承
昭和の名作、ミゼットもステージで脚光を浴びていました。