2017年11月14日
おつかれさま
いつごろからニュースルームで働いていたのか、だれも正確には覚えていない一台のプリンター。
汎用品とは違ってトナーも給紙も独自の仕様を持つニュース専用仕様でした。
ゆえに苦労したこともしばしば、・・・・でも一般のプリンターに比べれば故障やトラブルは遥かに少ないほうだったといえるでしょう。思えばこれの前任者は様々なトラブルで泣かせてくれました。夜半に24時間サービスの人を呼んでヒルズ内の待合せ場所をアレンジしたり、早朝いきなりプリンターの不調で全部の原稿を手書きしたり・・・・・
それに比べたら、ずいぶんと優秀になった現行機。不平も言わず、たまに空腹(紙切れ)を訴えるほかは黙々と仕事をこなしてくれた優秀な部下でした
リオの熱狂も衆院選の結果も、北朝鮮の相次ぐ虚勢も、印刷ボタンを押せば即刻コマンドに応じてくれました。
今度のプリンターは、どんなニュースに立ち会うことになるのか、たぶん東京オリンピックの熱狂やワールドカップの興奮を伝えるのもこの次のマシンということになるでしょう・・・・
未曾有の何とか、や戦後最悪の・・・・といった文字はなるべく打ち出さずに済ませたいものです。