2017年10月22日
Magnum Photos
マグナム・・・・・拳銃の名前にもありますが、マグナムフォトといえば写真好きには憧れの集団かもしれません。ロバートキャパの名前なら、ご存じの方も多いことでしょう。キャパが呼びかけて作ったのが写真集団「マグナム」です。
その創世記の写真展が、今六本木のfujifilmスクエアで公開中です。
戦争報道写真で、つとに有名なキャパですが、並んでる写真の中にはニューヨークや女性を被写体に収めたものも少なくなく、そのどれもが躍動感に溢れていて、まるで動画の中からキャプチャーしたかのような動きが感じられます。
構図もまるで、周到に計算され尽くしたかのような完璧さ、アートとしても十分に鑑賞可能な作品群です。
白黒の古めかしい写真はおそらく、ライカ・カメラの機動性を活かして撮られたものと思われますが、まるでその場にいるかのような臨場感さえ味わうことができます。
もちろん、戦場を舞台に撮影された作品も少なくなく、去年福山雅治主演の映画のモチーフとなったあの一枚や、ノルマンディー上陸作戦で撮られた不鮮明な写真も。さらにはキャパがシャッターをおした最後の一枚がベタ焼きでフィルムごと・・・・・隣り合う次のフレームには撮影された痕跡がありません。シャッターを押す前に地雷に触れてキャパが命を落としたからです。
世界に名を轟かせた写真家集団「マグナム」その作品群をまとめて鑑賞できる機会も、ありそうで意外にないかも。この機会をお見逃しなく
25日まで無料公開中(入口のみ撮影可)