2017年06月17日
台湾・高雄国際映画祭プログラム
《Short Shorts Film Festival & Asia 2017》は今週から二子玉川rise(ライズ)内「iTSCOM STUDIO & HALL」 でも上映が始まっています。金曜日の上映はカンヌで上映されたショートフィルム作品に続いて、台湾・高雄国際映画祭プログラム。若手の才能を発掘すべく主催者側がプロデュース役も買って出ています・・・・・・・移民労働者をテーマに扱った若い女性監督、Rina B. Tsouの作品アーニーArnie(カンヌ映画祭 2016 批評家週間、メルボルン国際映画祭 2016 オフィシャルセレクション、金馬奨 2016 短編実写部門ノミネート!!)はチャーミングな監督自身の魅力も負けず劣らず。そして最後の一本がKeep Going(ずっと乗ってりゃ;Lin Ya-yu監督作品)
同級生の彼女がもうすぐ転校してしまう・・・・・プレゼント交換を約束していた少年はその大切な品物をなくしてしまい・・・・・・・という野球好き少年のおはなしです。強い夏の日差しを浴びた校庭で草野球に興じるランニング姿の生徒たち・・・・・・まるで自分の少年時代を思い出すような光景です。
思えば川上監督率いるジャイアンツV9連覇の真っ最中、(13連敗もする巨人軍なんて当時は考え得ないことでした) 王・長島の顔写真が少年誌の表紙を何度も飾りました。毎日のように草野球に興じていた夏休み、高校野球では青森・三沢高校の太田幸司投手の激闘が強く心に残っています。別段クラス一番の野球好き少年ではなかったとしても、大概の生徒は草野球でルールを覚え、野球の話題にもフツーについていけました。
映画の中で少年たちは自転車屋さんにも立ち寄ります。そういえば、よく自転車を直したり改造したりしていたのも懐かしい思い出のひとコマ。まだまだ同級生のお気に入りの女子よりも野球やクルマやほかの興味でアタマがいっぱいだった頃・・・・・・
台湾を舞台に製作されたショート・フィルムを見ながら、いくつも幼い頃の光景を懐かしく思いだしたものでした。いま台湾・高雄に飛んでいったなら、あの頃の懐かしい光景にまだまだ出会えるのかも?日本の子供たち、今度の夏休みにはどのくらいの生徒が草野球に興じているのでしょうか?
ショートフィルムFはこのあとも横浜ブリリア・ショートショートシアター会場でまだまだ続きます。