2017年03月06日

MP4

セナやプロスト、ピケが覇を競い合っていた時代から永らく頂点に座り続けてきたF1の老舗、マクラーレンチーム。ホンダと手を組み無敵の強さを誇っていた頃から車両の形式名にはMP4の3文字が加えられていました。
ターボ時代のMP4/4、V10エンジン搭載のMP4/5、12気筒のMP4/6・・・・・・以来再びホンダエンジンを積んだ最近のMP4/31まで、こんなに長いあいだシリーズ名が続いている車も異色でした・・・・・・が、昨年チームの要ロンデニスが脱退したことにより、このMP4も変更されるという噂でもちきりでした。
頭文字のМはマクラーレンともマールボロとも言われ,P4はロンデニスが興したレーシングチームのプロジェクト3、プロジェクト4に由来しています。ロンのP4は同じスポンサーのマクラーレンと合流、新生F1チームとしてMP4/1を送り出し数々の栄光に輝いたことは敢えて書き出すまでも無いでしょう。

一部ではMP4-32と命名されていた今年の新型車、結局のところMCL(マクラーレン)32に落ち着いているようです。カラーリングも往年のマールボロイメージとは遠く離れたオレンジと黒のツートーンカラー。タバコブランドが闊歩していた昔とは隔世の感あり、です。
さて、搭載されるホンダエンジン、今年はどうでしょう?DSCF2171.JPG昨年は不本意な成績にもめげず、一定の向上は見られた気もします。セナがいた頃の規則とは大きく違って今ではエネルギー回収が義務付けられ動力源全体としての性能が問われています。コンパクト・軽量化を狙った一昨年のパッケージから一回り大型の排気エネルギー回収機構を備えた昨年型ではハッキリとその成果が目に見える形になってはいました。
が、優勝を争うまでには後一歩、今年はどのくらい進化しているのか,発表されたMP4-32のエンジンに注目したい今年のシーズンです。

| 22:30 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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