2015年12月21日
一か八か四か五
ブロードウェイで定番のミュージカル「シカゴ」はあの「キャッツ」の記録を更新し、ブロードウェイ史上2位のロングランを続ける定番モノです。米倉涼子も演じた人気のキャラクターロキシー・ハート役を今回演じているのはシャーロットケイトフォックス、去年の今頃は大阪のユニクロ店頭にも大きなポスターが飾られていた、おなじみマッサンの妻=エリーを演じた(もはや国民的な)女優です。
アウェーとも言える日本のドラマでマッサンの妻を演じたシャーロット、今回はホームともいえるアメリカで、しかもあこがれのブロードウェイミュージカルの舞台に立って日本に凱旋です。もちろん英語のセリフ・…何から何まで「エリーはん」とは違うキャラクターを見せてくれます。
ドラマではなかなか片鱗を見せなかった彼女の歌の実力もこの舞台では如何なく発揮されています。セクシーでセンセーショナルな主人公も彼女が演じると,滲み出るインテリジェンスが加味されてライバル・ヴェルマ役を演じる湖月わたるとは好対照です。
ホームグラウンドとも言える日本の温かい観客と違って、本場ブロードウェイでの彼女の評価はどうだったのか?あちらでは数多くの人気女優の登竜門ともなった役だけに、彼女が大きく羽ばたけるステップとなるかどうか?アメリカ本土ではほとんど無名のはずの女優がいきなり羨望の的に押し上げられて、彼女のプレッシャーも相当なものと想像できますが、これをステップとして活かせるか否か
彼女の今後の活躍を大きく左右するかもしれない、今回の大事な舞台。評価がとても気になるところではあります・・・・・~12月23日(水・祝) 東急シアターオーブ
12月26日から梅田芸術劇場メインホールで