2015年10月15日
続・六連星(むつらぼし)の輝き
恵比寿の富士重工本社ショールームで「六連星の名車展」開催中です~10月20日(火)。スバルの歴史の中でもとりわけユニークなのがこの初代アルシオーネの存在です。デートカー全盛期の80年代,スバルもこんな尖ったクーペをデザインしていました。今見てもあまり旧さを感じないところがプレリュードやシルビア等とは違います。
角度を変えてみるたびに微妙にプロポーションが変化して見えるところが秀逸なデザインです。運転席はさすがに旧いと感じるデジタルメーター。ガングリップタイプのATシフトレバーはこれまたプレリュードが先鞭をつけた80年代の流行でした
過去のモーターショー出品車、現在の市販モデルにも何らかの形で具現化されている部分があるので是非よ〜く観察してみて下さい。
70年頃まではスバルの各乗用車には1300GとかR−2の様な数字と記号の組み合せしかありませんでした。こんなところもドイツっぽくてマニアの購買心を煽っていたかも知れません。
↓こちらはあまりに有名なスバル360の商用車版「カスタム」この時代の乗用車は贅沢品と見なされ割高な物品税が課せられていたので,商用車をファミリーカーとして使うのは賢いやり方でした。スズキのアルトがヒットしたのもこの手法
ベースはてんとう虫ことスバル360、もはや説明の必要もありませんが中学時代の教師でオーナーだった数学の先生はスバルのエンジンならば高速巡航でも焼き付きの心配が無いrと力説。信頼性無しにはベストセラーカーは生まれじ,と云うお手本でしょうか?この時代のワゴンボディは人気とはなりませんでしたが今では富士重工のクルマの大半がワゴンボディです