2015年09月22日
80だョ!全員集合
シルバーウィーク、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
お休みですか?
お仕事ですか?
私は、週末、祖母の80歳の誕生日をお祝いするため、
広島に帰省してきました。
祖母が暮らす三原市は、私が小学4年生まで住んでいた所で、
小さな街ですが、海があり、山があり、人情があり、
今でもホッとする空気に包まれています。
田んぼには稲穂が実り、すでに稲刈りも始まっていました。
あちらこちらに咲く彼岸花。
この季節の懐かしい風景です。
「ばあちゃん帰ったよー。」と、玄関を開けると、祖母は台所に立っていました。
祖父が他界し、一人暮らしになってからは、
「腰が痛いし、1人じゃけぇねー。」と、
あまり長い時間台所に立つことはなくなったようなのですが、
私が帰って来るというので、料理をしてくれていたのです。
田舎なので、高齢者の一人暮らしは、買い物も大変です。
祖母が作る大量の煮物。
今なら、里芋を剥く手間、野菜を下ゆでする手間、
包丁を研ぐ名人だった祖父がいなくなり、切れ味の悪くなった包丁に、
弱くなった握力で鶏肉を切るのが、如何に難儀か
よくわかります。
料理上手な祖母なのですが、何が美味しいって、
祖母の炊いたご飯を、祖母が握ったおむすびは絶品です。
炊き方の問題?
握り方の問題?
歴史の問題?
それとも、愛情の問題?
いろいろ持病のある祖母の口から出てくる話は、専ら病気のことで…
去年手術をした目のレントゲンを暗がりの窓にかざして、
私に説明しようとするのですが、見えませんからw
私から祖母への80歳のお祝いは
家族が集まっての記念写真にしました。
全員集合!とはいきませんでしたが、
息子夫婦、孫、ひ孫4世代で賑やかに撮影。
祖母は、昔から家族にご馳走をつくった後、
自分は最後に残り物とお漬物で、簡単に食事を済ませるような人で、
何を勧めても贈っても、「ばあちゃんは、ええけぇ(いいから)。」と
いつも遠慮しかしてもらえません。
しかし今回、写真を撮りに行こう、と提案すると、
嫌だとは言わず、満更でもないご様子w
よかった!
どんな仕上がりになるでしょう?
いまから、とても楽しみです。
祖母が笑顔で80歳の誕生日を迎えられたことに、感謝。