2015年07月06日
Back with pride
四年前、早朝のテレビで眺めていたなでしこジャパン初優勝・・・・今回の戦いぶりを見るにつけ、あの時の勝利の尊さ、偉大さが改めて思い起こされます。それも311という空前のパニックからわずか4ヶ月時点での達成だったことを思うと、いまさらながら彼女たちの偉業に尊敬の念を払わずにいられません。
そして迎えた今回、連覇という重責を背負わされたにもかかわらず、彼女らは一度も先制点を許さぬまま決勝戦に臨み、再びアメリカとの決勝にこぎつけただけでも賞賛に値します。もちろん磐石の戦いぶりだったわけではなく、イングランドのオウンゴールに助けられ、薄氷を踏む思いの決勝進出だったことは否めません。敗れることで改めて四年前の勝利の貴重さを思い知らせてくれた、糧の多き戦いぶりでもありした。
しかし、そんな敗色ムードの中,四点差という厳しい時間帯で大儀見が流れの中で見せた反撃、米オウンゴールを誘った澤のプレッシャー、2点差まで詰め寄ることで、後半に続く反攻ムードを盛り上げてくれました。さらにはイエローカードをも恐れず、足が攣るまで駆け抜けたなでしこたちの奮闘を見れば序盤からの戦いぶりに文句のつけようはないせしょう。
四年前から、いや四大会も前からリベンジを誓い続けてきたアメリカ。準ホームグラウンドといっても良いカナダ・バンクーバーで独立記念日の翌日に迎えた歓喜の表彰式の様子を横目で眺める悔しさは来年の五輪、次回のW杯まで是非忘れないで欲しいもの。そして、この次こそは勝者として準優勝のアメリカを花道で出迎えられるよう・・・・
二大会連続で決勝に進出という栄誉を胸に、どうか成田空港では満面の笑みを見せて入国してほしいと思います。7月12日再開のなでしこリーグ戦に戻ってからの彼女たちの奮闘振りを是非スタジアムで応援したいものです。岩淵【海外】は無理としても鮫島なら・・・・・
「女子サッカーをブームでなく文化にしたい」
宮間あやキャプテンのこの言葉に答えることがなでしこのこれからの頑張りの原動力になると信じて・・・・・