2015年06月29日

予想以上の大盛況、初代王者は誰!

 昨年末に始まったフォーミュラEのシーズン、早くも今月で終わり。初代の年間王者が誕生するのは最終戦ロンドンのレースにもつれ込みました。ポイントでリードしているのはF1でも走ったセバスチャン・ブエミ。数ポイント差で逆転可能な位置にはネルソンピケジュニアがつけています。しかし、予選順位は不運な雨のタイミングでブエミが圧倒的に優位。ピケjrはスタートから苦戦を強いられるポジションです。

 序盤ピケが取った作戦は電池消費を温存して、2周遅くピットインすること。こうすればピットアウト後に余裕の電池量で戦えます。結局、ブエミはピケの一周前でピットイン。ピケにとってまだまだ逆転はかなりの高いハードルです。
 実はフォーミュラEだけの特徴としてファン投票により選ばれた3人だけ特別なパワーを使えるファン・ブーストというシステムが利用できます。いざという時の伝家の宝刀!これを使ってファーステストラップを記録すれば2ポイントを加えることができます。しかし、ファン・ブーストはピケもブエミも持っています。どこでどう活かすのが有効か?

 当初ブエミが獲得したファーステストをピケの前を走るチームメイトが奪いました。チームメイトですからいずれピケに順位を譲ってくれるでしょう。見事な援護射撃です。ピケがこの2点を奪えば大きく差を詰めることができますが・・・・・
 ブエミは自責のスピンでセナ(甥のブルーノ)に抜かれてポジションダウン、そして予想外のアクシデントによるセーフティーカーの導入!ピケの目論見はこの時点で崩されてしまいます。2周分の貯金のつもりが全車、余裕で電池を使えることになってしまい、後は順位を上げることとファーステストの奪還が必須。ブエミも必死で前を行くセナを追い越して、再びファーステスト奪回を狙いますが・・・・・・・・・
 優勝争いの先頭は最終ラップに。電池の残量はほぼ0%、2%を残してゴールしないと失格です。これもまた波乱!果たして年間王者は誰なのか?????
 
 レース中ピケの耳元にはポイント差のことは伝えられていませんでした。ただただ早く走ることだけに集中していたピケjr。年間王者獲得を伝えられたのはフィニッシュラインを踏んでからあとのこと。バイザーを上げ涙をぬぐう姿がオンボードカメラに捉えられています。

 最終戦で1ポイントをめぐる年間王者争い、こんなエキサイティングなレースは5年以上前のF1最終戦ブラジル・グランプリのファイナルラップ以来です。

 電気自動車によるフォーミュラレースが人気を獲得できるのかどうか、今の時点では何ともいえませんが最初のシーズンが各地で予想以上の結果に終わったことだけは確か。もしも来週F1かF-Eかどちらかを観に行けと云われれば迷わず耳栓の要らない方のレースを選ぶことでしょう。セナ、プロスト、ピケといった懐かしい名前(のジュニア)がバトルを繰り広げるのも魅力・・・・(ここにナカジマが加わってくれたら・・・・・)来季は2レース増え計13戦となる見込みで、日本も誘致を目指しているそうです。中でもモンテカルロの市街地コースを舞台に繰り広げられるレースは今から来年の開催がとっても楽しみです。

| 00:59 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

■コメントはこちらへ


保存しますか?
(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


2020年 7月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

バックナンバー

カテゴリー