2015年06月16日
浅間山が噴火
気象庁の発表によりますと,浅間山が今日午前,噴火をした模様です。火口付近が雲で覆われている為現地でも噴火に気付いた人は少なかった,とも伝えられていますが、火口付近では降灰も確認されたようです。
浅間山は標高2568メートルの活火山です。気象庁は、11日午後浅間山に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを「レベル1」から火口周辺への立ち入り規制を呼びかける「レベル2」に引き上げました。
そのうえで、火口からおおむね2キロ以内では、噴火に伴って大きな噴石が飛ぶおそれがあるとして立ち入らないよう警戒を呼びかけていました。
浅間山ではことし4月下旬ごろから山頂の火口付近の直下のごく浅い場所を震源とする火山性の地震が多い状態が続き、気象庁は先月、臨時の解説情報を出して、注意を呼びかけていました。先月1か月の地震回数は986回に上り、今月7日には1日の回数が87回に達しました。
また、放出される二酸化硫黄の量は今月8日の観測で1日当たり500トン、11日の観測では1日当たり1700トンと大幅に増加しています。
浅間山の山頂火口からおおむね2キロの範囲には、登山道のほかは、観光施設や住宅などはありません。
平成16年9月に発生した噴火では、関東や東北の広い範囲に火山灰が降ったほか、6年前の平成21年2月から5月にかけて小規模な噴火が起きました。
その後、噴火は起きていませんが、浅間山の噴火警戒レベルがレベル2となるのは、5年前の平成22年4月以来です。
来年のサミット開催地が軽井沢ではなかったのも,あるいはこうした事態を予想してのことだったかも知れませんが,一部の会合は軽井沢での開催が予定されており,今後この開催をどうするのか,地元民ならずとも気になるところですので,早速今週末現地入りします