2015年06月07日
ショートショートFF2015はじまる
ことしもショート×2フィルムフェスティバルの季節が巡って来ました!今回は会場も増えてさらに盛りだくさん。まずは表参道ヒルズ内の会場に向います。きょう、日曜日のプログラムはアジア映画の特集から
ラオス/カンボジア/インドネシア/フィリピンといったアジア諸国から精鋭たちが作品を持ち寄ります。デジタル機材の普及でフィルムを現像所に持ち込まなくても安価に素早く映画製作が実現できる様になりました。こうしたメリットの恩恵は映画づくりの歴史の少ない国々にとっては大きな福音です。
インドネシア映画「雨の音」は最後のエンドタイトル直前のたった1行のコメントで全てに合点が行き、そういうことだったのかと納得がゆく点では昨年のグランプリ受賞作品「ホールインワンを呼ばない女」と良く似ています。しかし、主役の少女が雨の中ずぶぬれで貧民街を駆け抜けるシーンはサスペンスタッチ充分で、最後まで緊張感の持続する構成。映画撮影には大敵の雨を逆手に取ったところも意表をついていますが・・・・これ以上はオチに繋がるので云えません。最後にカノジョもヒト肌(一枚)脱ぐ結果に・・・・・。モウ云いません
フィリピン映画「オフェリアの為に」も秀作。娘の誕生を待ちわびる母の為に末っ子男子が出来ることは・・・・・・・表現の手腕が見事で高い完成度を伺わせます。敢えてデジタルカメラを使わずフィルムで撮影したのも60年当時の表現を重視したからだとか。見た目は若手監督ですがベテランっぽいその贅沢な手腕には感服ものです。
ご存知;別所実行委員長と
そして、映画のあとには監督、プロデューサーを交えてシンポジウムも開催されました・・・・(続く)