2015年03月27日

バイ/ワイア世界2

 今回の航空機事故でも、前年のマレーシア航空機の行方不明についても飛行機や高速バスは電車と違って運転、操縦する人間に依存する割合があまりにも高く、たったひとつの悪意やちょっとした居眠りなどの小さなミスが大多数の乗客の命を左右する結果になりかねない脆弱性をあらためて露呈しました。
 新幹線ならちょっとぐらい居眠りしたって、ちゃんと停まれます。自動運転も日本では既に34年の実績がありその信頼性の高さは案外目立っていないばかりか当たり前の様に捉えられています。

 さて、一般公道でも始まった自動運転車の実証実験。日本国内でもとある場所で、自動運転の乗用車が実験を続けています。もちろんまだまだ実験段階、運転席にはドライバーが座っていて、いつでもハンドルを掴み「万が一」に対応できる体制です。じゃあ、実際に自動運転機能付きの自動車が街中にあふれる時代が来るでしょうが?

 いずれは来るでしょう・・・・2020年にはまだまだ、間に合わないかもしれませんが。

 とはいえ、無人運行システムの「電車」はとっくに営業運転を始めています、神戸ポートピア会場と三ノ宮駅を結ぶポートライナーは1981年のデビューから運転手が乗っていません。東京のゆりかもめも同様ですし、世界中のエレベーターはとっくに自動運転でお客を運んでいます。これらに共通なのは専用軌道を持ち、交差するほかの交通がないこと。新幹線もある意味この仲間で、東京や湘南のモノレールも同様です。

 しかし、一般公道ともなると人や自転車はもちろん、時と場合によっては猫やカンガルー、キタキツネにだって衝突する可能性があるのです。こちらに向かってくる対向車が危険ドラッグの服用者の運転だったらどうでしょう?

 様々な不確定要素をデータ処理できるプログラムというのは、まだまだ遠い目標です。運転する毎に学習を重ねて行く、成長型プログラムなら多少はマシかもしれません。学習に多大な代償が払われたら困りますが・・・・・
 しかし、限定された環境での運転自動化なら案外早く実用化されるかもしれません。空港内を走り回る整備車両、ゴルフコース内の決まった場所を移動するゴルフカート、速度が限られ、立ち入る人も制限される環境ならば自動運転の実現は早い段階で実現されるでしょう。
 問題は一般公道の中で、どの環境なら自動運転が許される可能性があるか?例えば混雑する上海のショッピングストリートとアリゾナの広漠としたハイウェイを淡々と走るトレーラートラックとでは大きく条件が異なります。国や地域によってルールも法律も違い、裁判の方法にも差があります。
 TV映画「ナイトライダー」みたいな、人工知能を搭載したクルマはまだまだ先の話ですが、追突を予防したり、車線からはみ出しそうになると直してくれる「お節介」は既に自動運転の一端と見ることもできます。こうして少しづつ自動化が進んでゆけば、高齢者の逆走にも有効な手立てが打てるかもしれません。こればかりは一日も早く実現してもらいたいものです。

| 09:30 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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