2015年01月15日

不断の心得

 新年も始動し、ニュースルームでも今年最初の会議が行われました。時間の制限もあって半時間の駆け足でしたが、日常業務の様々な課題が議題にのぼります。それだけではありません。不測の事態が発生したとき、報道現場としてどんな対応を取るべきか、どのような体制で臨むべきか?常に、あらゆる事象を想定して備えておくことも我々の重要なタスクの一つです。

 四年近く前の大震災では、止まってしまったエレベーターを横目に非常用階段を33階まで駆け上がったKアナウンサー、食事の供給もままならないまま、持ち場を離れられずお弁当を分け合って仕事を続けたSアナとTデスク、911テロの当日にはデスク自ら通信社からのファクシミリを鷲掴みし、スタジオに駆け込んで現場と電話でやり取りする緊迫した様子を自らオンエア・・・みんな語るに語れない秘めたる武勇伝をお持ちです。
 報道の現場であること以前に職場としての機能を維持することも、実は大切なミッションです。いつどんな時、誰がどのような状況に遭遇するかは全く予測ができません。その場で、実際に置かれた状況にどうやって対処するか?そんなことも頭の片隅に置きながら、デスクの上のお菓子がいつ非常時の助けになるかもしれない・・・・
・・・・・・・・・・というわけで、お土産のお菓子を絶やさない(傾向にある)最近のニュースルームのデスク(机のほうです)の上を、どうか温かい目で見守って欲しいと思います。

| 19:09 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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