2014年11月18日

TOYOTAのMIRAIがやって来る

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トヨタから発表されたみらいです。燃料電池で走る新型車(723万6千円)。お店で注文すれば誰でも(補助金受給で東京都なら400万円少々)オーナーになれる、うちの猫と同じ名前の乗用車です。
 燃料電池車=FCVと電気自動車=EV、何が違ってどこが同じなの?・・・どちらも電気自動車です、ガソリンを燃料に使いません。電気モーターでタイアを回し,ギア・チェンジや半クラッチなんて過去のものにしてしまいます。違うのは電池の形とその中味だけ。
 リチウムイオン電池を積んだ電気自動車は携帯電話のように充電が必要、燃料電池なら水素を充塡できれば,スグ満タンです。帰りの海老名SAで充電待ちのクルマの数に憤慨することもアリマセン。クルマに依っては満タンで600kmまで無補給で走れます。日帰りドライブならコレで充分な数字です。

 CO2ガスは出しませんが,水は排出します。災害時の非常電源として,お家の電気を6日分供給する能力も併せ持っています。水と電気はこのクルマがあれば確保できたも同然。乗り心地は電気自動車同様静かで、400万円クラスの高級車を凌ぐ快適性が味わえます。

 では,発売と同時にバカ売れするのか?というとそうはいきません。まず水素を供給してくれる場所がまだまだ足りません。クルマが増えるのに先んじて水素ステーションを設けなければなりませんが,政府の補助金があってもガソリン給油所の2倍はする設置コスト。採算も含めてどこまで安く,数を増やせるかはクルマの出来映えよりも重要な問題です。ガソリンを燃料としたハイブリッドの普及スピードは比較の対象にはなりません。

 このクルマが売れるか売れないか?売って儲かるクルマになれるかどうか?いつそうなるか?仮に水素燃料がLPガスより安く調達できるなら,タクシー業界はすぐにでも激変するでしょうけど、水素供給のインフラ整備を誰が率先して行うのか?メーカーが単独で行うべきなのか?国が率先して推進すべきなのか?

 水素を貯めておくタンクの安全性も重要です。が、これは街中のタクシーのほとんどがLPGの頑丈なタンクを載せて走っていることを考えれば,そう難しい問題では無いかも知れません。軽自動車への搭載を考えたら小型化が最大の課題かも。

 現時点ですでに200台の受注が有るそうで、TOYOTA2000GTを上回るのは時間の問題と思われますが、誰が何台買ってくれるのかは全く見当もつきません。次回オリンピックまでにどのくらい普及しているか?まだまだ、未来は見えて来ません。

 ガソリンに頼らないクルマ造り、いつかはどのメーカーも立ち向かうべき問題かも知れませんし,石油業界だっていずれ本気で取り組まざるを得ない課題のはず。いち早く日本のトップメーカーが狼煙を上げたことはとても重要なことだと思いますし,購入以外の手段で応援したいキモチで一杯です

| 12:15 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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