2014年09月12日

back to the 80’s

 先進的なアメリカ車、というと矛盾した言い方のようにも思えますが、デロリアンはまさしく進歩的なアメ車の最右翼。映画バックトゥーザフューチャーにも登場するのでお馴染みの車です。が、売れ行きの方はいまひとつ・・・・・映画公開時点ですでに廃盤となっており、三大メーカーを辞してこの車のために新会社を立ち上げたデロリアン氏の末路も寂しいものとなってしまいました。
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 磨き上げられた無塗装の低いボンネットの上を主人公のマーフィーが格好良く乗り越えてゆくワザなんか、とても薄い塗装で凹凸だらけのボンネットでは真似できないものでした。日本にもバブル時代マツダ・オートザムAZ-1というよく似たガルウィングの軽自動車が現れましたが、やはり短命に終わっていることは車ビジネスの難しさを物語っているようです。

 スーパーカーブームが日本だけで異様な盛り上がりを見せたあと、80年代初頭にリリースされたデロリアンは、ガルウィングのドア、ミッドシップのエンジン、ロータスとの提携によるボディ開発と生産技術・・・・どれをとってもアメリカ車としては異例ずくめでした。そのせいなのかどうか、売上は芳しくなく、ホンの十数ヶ月で生産を終えてしまいます。
 80年代にはほかにもいくつか意欲的な試みがありました。印象的だったのはやはり運転席の背後にエンジンが収まるポンティアックのミッドシップ、二人乗りのフィエロです。トヨタのМR-2とほぼ同時期の発表で、新たなスポーツカーマーケット開拓に期待が持たれましたが、結局一代限りで姿を消します。エンジン騒音、トランクスペースなどフロントエンジンにはどうしても敵わないだけに、フェラーリなどの用途が限られた一部の車種でしか生き残る道はなかったようです。日本のミッドシップ勢もМR-Sを最後に全部消えてゆきました。来るべきS660の登場が心から待ち望まれます

| 02:37 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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