2013年11月25日
東京モーターショー
4ドアが極端に少ないのは、日本市場と韓国、中国だけに見られる特異な現象ですが、そんな日本で2ドア車を発表しようというのは、ある意味とても冒険的なことです。でも、見つけました。国産の気になる2ドア第二弾。それはスバルの一角にありました。
70年代、シューティングブレイクという形式が流行ったことがありました。お金っもちがスポーツクーペやGTカーの後部座席をワゴンのように拡大して,猟犬や大きな獲物を積み込めるように自前で改造したのが始まりです。ジャガーEタイプやアストンマーチンほか高価なGTがワゴンのような荷室を持つスタイルに改造されたのを自動車メーカーも放っておきませんでした。有名どころではボルボ・クーペがワゴンのバージョンをカタログに載せていたほか、日本でもトヨタがカローラのバリエーションの一つに加えていました。
1976年、リフトバックという新しいサブネームを冠したカローラ、スプリンター版シューティングブレイクは近藤正臣、アグネスラムをモデルに起用、バックミュージックはゴダイゴが担当しています。この年ラムちゃんもゴダイゴも大ブレイクしたのはご承知のとおり。長くは続かなかったブームですが、その流れは83年のシビック3ドアやアコードエアロデッキにも受け継がれています。
さて、前置きが長くなりましたがスバルです。この魅力的なシューティングブレイク、よく見ると顔はハチロクことBR=Zではありませんか。アウトバックの一族に加わるのか、車高は高めですが充分スタイリッシュ。これなら、ハチロクの走りとワゴンの実用性を一挙に手に入れることができてしまいます。コチラも十分魅力的な商品として、ショールームを飾る日が来ることを願ってやっみません