2013年11月21日

ポールがナマで8500yen

 きょうはポールマッカートニー東京・日本で最終公演の日。行けるもんなら行きたかったけどカビラさんでさえ入手出来なかったチケット.最終日は倍額との噂も合って,完全に射程外・・・・だと思っていたら社内で「当日券売ってるよ」の情報をキャッチ.これってまだ知られてない情報の様です.ツイッターで確認してみると最終日のきょうもチケット発売の気配濃厚。早朝勤務で眠いのを我慢して,当日券売り場へ真偽の程を確かめにいくことにしてみました。
 東京ドームの周辺は大変な人だかり、マーくんと大谷が投げ合うとしてもここまでは混まないでしょう.グッズを買うだけでも大阪万博をおもいだす長蛇の列が・・・・
 さてポールの当日券です.3時間半並んだ結果・・・・・買えました.奇跡です.

 それもステージ真横.レフト外野席のポールそば(歌手のポールじゃなくってね)目の前には巨大スクリーがあり、大写しのポールが見える他,直接ま横から遠くに20世紀の伝説を拝むことさえ出来ました。
 ビートルズ時代のヒット曲オンパレードだろうと思っていたら一曲目が始まりました 一週間に八日来い!じゃなくって・・・・.Eight days a week。ほらね、会場も大合唱です。みんな歌詞アタマ入ってる!オドロキです。でも,ウィングス時代の知らない曲もあったし、新アルバムのNEWからも何曲か。おそらく今度のツアーでは従来なかった選曲もかなりの数に上ると思われます。もう何十年もコンサートツアーをこなしている大ベテラン.いつもビートルズメドレーじゃ飽きるだろう,と思っていましたが,終盤はやっぱりお馴染みのメロディー無しには帰れません。その定番の数々がほとんどと云っていい程,1969年前後の作品に集中しています.日本ではピンキーとキラーズが恋の季節を歌って人気者になっていた頃,黛ジュンのミニスカも関西で火がつき始めた学生フォークもこの年に流行が始まりました。
 翌年,ビートルズは解散してしまいますが,四人がそれぞれソロ活動を開始して,個性を如何なく発揮してゆきます.イマジン、アナザーデイ、マインドゲーム、マイスイートロード・・・自分のFMラジオを手に入れて,音楽番組を聞き始めたのもちょうどこの年でした。田中デスクの美声もおそらく何度も鼓膜を揺らしていた筈です。
 アンコールを含め,3時間も無休憩で歌い続ける71歳。アンコールまで水さえ一滴も飲まず、一曲ごとにギターを取り替え,ピアノを使い分け,ウクレレでジョージを偲び、最後にはまた逢う日まで・・・元気でね・・と、カタコトのニホンゴで歓声に応えてくれました。

 ドームを一杯に埋めた,何割かは自分のトシの半分にも届かないような若い世代が,はるか遠い極東の島国で、生まれる前からあった自分の曲を一緒になって歌ってくれる。ギター一本でホームベースの方向にエコーしてゆくイエスタデイを歌いながら,ポール自身はこの会場全体のうた声をどんな気持ちで利聴いているのでしょう。
 おそらくDVDかなにかの形で,後日振り返ることの多くなりそうなこの日のコンサートですが、同じ時間,同じ時代をこの場所で,ポールマッカートニーと共有出来たこと.この上ない宝物に感じています。

 ありがとうポールマッカートニー!元気でね.また逢いましょう!!

| 22:01 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

■コメントはこちらへ


保存しますか?
(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


2024年 4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

バックナンバー

カテゴリー