2013年07月07日
MIG-19製作記
今月下旬に池袋・東武百貨店で開催される
「タミヤモデラーズギャラリー」に向けて、目下、
ろうがんずの会員一同、猛暑にもかかわらず
製作に励んでいます。
合同展示のタイトルも「ミニジェット愛コンプリート展」
と決まりました!
前にもお話しましたが、ミニジェットシリーズはタミヤが
100分の1のスケールで発売したジェット機を中心と
したコレクションシリーズで、いま私が作っている
MIG-19ファーマーに始まりF-4EJファントム戦闘機
まで28種類がリリースされました。
今年の「タミヤモデラーズギャラリー」では、この全ての
キットをろうがんずの会員が製作し、完成品を一堂に
展示しようというもので、一部マニアの間で話題沸騰
となっています(笑)
このシリーズは、現在でも一部が「コンバットプレーン
シリーズ」として500円前後で発売されており、
比較的容易に製作することが可能なことから、若い
方々にも是非楽しんでいただきたいと会員一同張り
切っております。
写真は、銀塗装の第一段階で、機体表面の一部を
マスキングして少し明るめの銀塗装を行おうとしている
ところです。
単調になりがちな銀塗装を少しでも変化のあるものに
との工夫です。
さて、どんな具合になりますか・・・・・・・
一方、こちらは先日もご紹介しましたダグラスF4D-1
スカイレイです。
給油プローブの先端の塗装も済ませてこれで完成です。
現在の軍用機では機首付近に内臓されている給油
プローブですが、この当時は外付けの燃料タンクに
給油するタイプが多かったようです。
ちなみに給油プローブというのは、空中給油をする際に
空中給油機からドローグ(ホース)を伸ばして、ドローグ
の先端に取り付けられている漏斗状の部分にプローブ
を接続し、ストローでミルクを吸うように燃料を給油する
ためのものです。
この方式は、プローブアンドドローグ方式と呼ばれて
いますが、アメリカ軍は主に空中給油機の胴体後部に
取り付けられているフライングブームを通じて燃料を
給油しています。
これをフライングブーム方式と呼んでいます。
いずれの方式にしても、飛行中に燃料を補給できるため
大幅に滞空時間を延長することが可能で作戦行動に
一大革命をもたらしました。
その昔、航空自衛隊がF-4EJファントム戦闘機を導入
する際、この空中給油システムが国会で問題となり、
F-4EJから給油システムを取り除くという暴挙が行われ
ました。
わが国の安全保障史上、最大の汚点として語り継がれて
います。
さて、少々硬い話になってしまいましたが、ホビーライフ
のほうは楽しくなければいけません。
7月25日(木)からの池袋・東武百貨店「タミヤモデラーズ
ギャラリー」にご期待下さい。