2012年10月25日
「アジアの風」:インドネシア・~2人のディーバ
TIFF映画祭、24日は
「アジアの風」. □特集:インドネシア映画の日でした
はじめに見た「動物園からのポストカード」は
主演の女優ラディア・シェリルが唯一と云ってもいい見どころ
何処にでも居そうなその純朴な少女(オトナ?)はなぜか魅力的で、
動物園を舞台に彼女の身の回りを追う
ファンタジーのような長いPVのようでもあり
監督とプランニングの段階から詰めた
というだけあって(セクシー場面も用意され)
男性客もちゃあんと楽しませてくれます
一方大戦後のインドネシア独立を舞台に
少数宗教と迫害する側の対立を描いた
『Soegija』 (スギヤ)は多分に政治色の強い作品です
制作にあったてはイスラム過激派からの
圧力も受け,東京での今回の上映に当たっては
日本軍による残虐な行為もそのまま編集せず
持ち込まれています
3億の人口を抱えるインドネシアは中国、インドに次いで
日本がかかわり合いになる可能性の高い国家.その歴史を
直視すると共に、同国の映画産業にも少なからず期待を抱かせる
魅力ある力作でした
上映後トークショーに臨むガリン・ヌグロホ監督と主演女優(新人)のアニサ・ヘルタミ・クスマストゥティさん