2012年02月27日

約束をたがえる同盟国

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「ジャック・ライアンシリーズ」待望の最新作、
トム・クランシーの「デッド・オア・アライヴ」を
読み始めました。

最強のテロリスト、アミールを追う
ライアンが立ち上げた新組織「ザ・キャンパス」の
活躍を描く「デッド・オア・アライヴ」、
2007年の出版から5年遅れでの日本語版の
登場です。
(グラント・ブラックウッドとの共著です)

1984年、処女作の「レッド・オクトーバーを追え」
で颯爽とデビューしたトム・クランシー。
ミリタリーサスペンス小説の第一人者として確固たる
地位を築いて28年、今も衰えることなく執筆活動を
続けています。

日本でも大人気のトム・クランシーですが、残念な
ことにこの人、日本が大嫌いなようなんです。
確認したわけではありませんが、初期の作品、「日米
開戦」でもお分かりのように日本を敵に回したり、
別の作品でもしばしばそれを思わせるような表現が
見られます。

今回の作品にも、「約束をたがえる同盟国にも寛大に
なりすぎる」といった表現ヵ所があります。
まあ、おっしゃっている事は事実なんですから読者の
1人としては反論の余地はないのですが、それでも
トム・クランシーが好きなのです。
(私の勝手な思い込みかも知れませんが・・・・・)

いずれにしても、安全保障や危機管理意識の希薄な
どこかの国の政権の皆さんには是非、読んで欲しい
作品です。

「レッド・オクトーバーを追え」から13作目の
ジャック・ライアンシリーズ、ライアン・ジュニアも
大活躍する最新作の映画化が待ち遠しいところです。


| 10:53 | コメント(1) | カテゴリー:田中穂蓄

コメント

田中さん、お疲れさまです。
今回、いくつも非常に共感するキーワードが散りばめられています。
自分の私淑するアニメーターの方は、お名前から察するに今年年男(兄君は母と同い年、は判っています)、今も現役、昨年オクトーバーである自分の誕生日の4日前から(クレジットされる作品の)間隔が開きつつあるのが気になっていますが、最新作は36日前、今も現役でらっしゃいます。
自分がこの方の作品に出会ったのは28年半前で前年になりますが、この年は3本、自分にとっては実質1984年、この年をメールアドレスに入れた事も3回あり、非常に思い入れが深いです。(27年前・昨日もそうでした)
妹と一緒に感動を享受したのも、自分にとってはかけがえのない大きな要因の1つです。
危機管理に関しては、田中さんにも数回申し上げさせて頂きましたが、1年を迎えるまであと2週間を切った大震災以降特に関心が強くなりました・・・
トム・クランシーさんの日本嫌いは、残念ながら事実のようですが、「NOの言えない日本人」気質も影響しているようにお見受けします。
自分の現況に置き換えてみると、「獅子身中の虫」「敵は本能寺にあり」になります。

投稿者 ちなみん : 2012年2月27日 13:24

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